展覧会「蜜と意味」が終了しました。
会期がはじまり会場を見渡すとき、この作品たちは確かに私の手が産んだのだけれども
手を離れひとり成長した子を見るような、不思議な感覚に陥ります。
最終日の1日彼らの姿をこの目に灼つけておきたく、針目を追っていました。
質問をいただいていつも明瞭に答えることができない、作品の「意味」。
私の中から生まれ出るそのものの正体が何なのか
言葉で言い現せないことを作品にしているのだけれど
言葉でこそ伝わることがあるとわかるのでもどかしいです。
意識を澄み透らせ、いつの日にか本当のことが何なのか理解する時がくるでしょう。
蜜と意味をさがす旅はつづきます。
酷暑の中展覧会にお運びくださいました皆様、ありがとうございました。
発表の機会をいただけたこと、今日までのめぐりあわせに心より感謝いたします。